現在の生産状況・本伏せ
2023/4/30
すっかり暖かくなって過ごしやすくなりましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
現在大分県では原木栽培の椎茸生産の本伏せの作業を行っています。
本伏せとは種駒(椎茸菌をしみこませた木片)を打ち込んだ原木を椎茸菌が蔓延しやすく、雑菌が入らないように組んだ後にクヌギの枝で覆っていく作業です。
今日はベテラン生産者の方に手伝ってもらい、2人での作業でした。
下記のように1日2人で作業するとこのくらい進みます。
本日の作業前AM8:00
本日の作業後PM5:00
組んだ木に笠木と言って伐採した後に残ったクヌギの枝をのせていくのですが、この作業は結構時間がかかります。
椎茸菌は高温に弱いため、このようにして直射日光が当たらないようにします。
原木栽培は伐採したクヌギを余すことなく使用するため、山はとてもきれいになります。
この状態から自然の力を活用し約1年半後椎茸が出てきます。原木栽培は時間がかかる作業が多く、椎茸の発生までには2年半の歳月を要します。
無理に椎茸を早く育てるために特別な方法などを使用しない原木栽培は400年以上続く地球にやさしい農法です。