原木椎茸の生産状況
2024/3/21
これまでの生産状況です。
2023/11/12
原木伐採しました。
今回の木の伐倒には、ドイツのBaSt-ing(バスティング)社の電動特殊クサビを使用してみました。
ドイツは林業が非常に盛んな国であり、チェーンソーなど林業に使用される機械を製造するメーカーもそれに伴って発展しています。
このクサビは、電動インパクトレンチを使用します。木に挿入した部分が開いていくため、クサビを強く打ち込む必要がなく、木を倒すことができます。
クサビを強く打ち込む作業がないため疲れません。
うまく倒せました。
2024/2/18
伐採した後の木を椎茸菌を打てるように約1~1.2メートルに切っていく「玉切り」の作業を行いました。弊社では1.1メートルに切っています。
木を伐採してからある程度の期間をおくのは、クヌギの木を完全に枯らす必要がある為です。木が生きていると椎茸菌が蔓延しません。
取り掛かる前は、伐採した木が折り重なっていて少しずつ枝を払いながらの作業です。
切り取った枝をある程度の間隔でまとめていきます。枝はこの後の「伏せこみ」の作業の時に上にかぶせて日よけに使います。
2/26
お手伝いいただきかなり進みました。
この時期は収穫も同時になり、夜の収穫作業となりました。少し温度が上昇すると椎茸が開きすぎるため、ちょうどいい時期に収穫するのは難しいです。
3/10
「玉切り」の作業が終了しました。この作業をしている現場は栽培場から車で20分くらい山に登った位置にあります。
3/18
栽培場(ホダ場)の状況です。寒い日が続き椎茸は少ししか生えていません。この日の最低気温は7℃最高気温は11℃でした。
弊社で栽培している原木栽培の椎茸品種115は、低温で発生する品種です。椎茸は寒暖差の刺激で発生が始まります。この木は2021年に伐採して、今年初めて発生を迎える「新木」です。
少しだけ立派な椎茸ができてました。
3/22
集材と駒打ちに取り掛かりました。
この様に集材すると「駒打ち」の作業がしやすくなります。
駒打ちの終わった木です。明日は雨ですので椎茸菌にとってはとても良い状況です。
原木栽培の椎茸は、自然の木を使用し、椎茸菌に浸った木片(種駒)を打ち込み、木に菌が蔓延するのを待ちます。
天然の椎茸も、枯れ木に浮遊してきた椎茸菌が付着し、発生します。
自然の力が生み出した美味しい椎茸をぜひお楽しみください。