大分県には干し椎茸の市場が5箇所あり、各市場ごと年に一度品評会が開催されていることはご存知でしょうか。

品評会では品柄ごとに審査され、優等・一等・二等・三等と順位が付き、高い評価の椎茸は競りでの競争率も高く必然的に高額で取引されます。形のそろった椎茸を1箱にするには非常にこまめな採取と乾燥が必要で多くの時間を要します。
品評会の椎茸には生産者さまの長い時間をかけた良品づくりへ熱い思いが感じ取れます。

先日参加させていただいた市場では、優等と二等の椎茸を落札させていただきました。

国内産の原木栽培の干し椎茸は近年生産量が減少してきており、この先2～3年は生産量がさらに減少することがほぼ確定しています。
理由は原木栽培の干し椎茸は発生までに約2年半かかる為、過去の植菌量で生産量を予測することができるからです。

弊社の重要な役割の一つに安定した商品提供があると心得ております。

そのため生産量が減少する前には積極的に仕入れるようにしており、現在は高品質な椎茸からお買い得なものまで豊富に取り揃えています。

優等の椎茸は国東半島の生産者さまが丁寧に収穫して選別された素晴らしいものでした。

このように丁寧に育てられた椎茸を見ると美味しさはもちろんですが生産者さまの努力をお客様に伝えてご購入していただくことが大切だと感じます。