くにさき半島と知床半島の地形について
2022/10/14
弊社があるくにさき半島は両子火山群を中心とした、円に近い火山地形です。
約190~110万年前の両子火山の噴出物でできているそうです。火山性土壌は雨水が浸透しやすい特徴があります。
尾根と深い谷からなるこの地域は、山と海が近く、山からのミネラル豊富な水が豊かな海を育んでいます。
この様な海ではわかめやひじき等の海藻類が育ち、それを食べるウニが生息しています。
その他の海の幸ではタコ・太刀魚・鯛・車エビが有名です。
きれいな海岸線が続くので、最近はバイクでツーリングされている方もよく見かけます。
半島北部はリアス式海岸になっています。
沖に見えるのはジオパークに認定された姫島です。
ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。
ジオパークは、ユネスコの支援により2004年に設立された世界ジオパークネットワークにより、世界各国で推進されています。
※姫島村ホームページより引用させていただいています。
北部は起伏の激しい地形が続きます。
海岸線を歩いていると大きな岩があり、よく見ると昔の人が割ろうとした跡が残っていました。
数か所に̌クサビを叩き込んだ跡があり、一部には金属のようなものが残っています。
裏側には亀裂が入っています。石垣にでも使おうとしたのでしょうか。
海岸沿いにはサイクリングロードもあります。
是非皆さん、自然と歴史の息吹が感じられる。「くにさき半島」にお越しください。
先日、新しい商品を作る為に美味しい昆布を求めて北海道知床半島の羅臼町に行ってきたのですが、くにさき半島に似ているものを感じました。
調べてみると知床半島も火山活動からできているそうです。こちらは知床火山群によって形成されていて、火山がいくつか連なっています。
山と海が近く海岸の地質がくにさき半島と似ているものを感じました。
羅臼漁港からの風景
豊富な栄養を含む山からの水が海に流れ込み、羅臼では有名な「羅臼昆布」が育ちます。
昆布はウニの大好物らしくウニもたくさんいるそうです。
美味しい海の幸ができるところでは山の栄養が大きくかかわっており、このような環境をこれからも守っていくことが重要であると感じました。
採れたての昆布を漁師さんからいただきました。羅臼昆布はこの収穫状態から複数の工程を経て旨味を引き出していくそうです。
天然の素材と、人の力で美味しい昆布になるんですね。
北海道に行った模様はまた後日アップ合させて頂きます。
いつもご協力いただいております北海道のお得意先様、羅臼漁協の皆様、漁師の皆様本当にありがとうございます。