世界農業遺産

干し椎茸について

椎茸は、シイ、ナラ、クリ、カシ、クヌギの枯れ木に春と秋に自生するきのこで
江戸時代頃から薬効のある食材として流通していました。
このころは自然に自生する椎茸を採取していたためたいへん貴重な食材でした。

現在は栽培方法が確立し、オガクズを固めた菌床を使用する菌床栽培と自然の環境を利用した原木栽培があります。
国内の干し椎茸の多くが原木栽培で作られております。

国内の干し椎茸流通量

日本国内で流通する干し椎茸は2016年時点で外国産65%、
国内産35%で国内の生産量は2734トンです。
大分県はこの42%を占める1142トンの生産量がある、
日本一の産地です。 

大分県には栽培に適したクヌギの木が多く1900年頃から栽培が盛んに行われており、栽培技術の高い生産者がたくさんいます。
また、大分県の国東半島宇佐地域は、2013年に世界農業遺産に認定されましたが自然の循環を活用する椎茸の原木栽培は大きな認定要素となりました。

流通量グラフ

椎茸は栄養いっぱい!

干し椎茸の栄養素と可能性

ビタミンD

ビタミンDは、小腸や腎臓でカルシウム、リンの吸収を促進する役割を持っています。また、他の成分やホルモンなどと協力しながら、血液中のカルシウムや、リン酸の濃度を保つことで、強い骨の維持を助けています。

食物繊維

食物繊維は、腸の働きを整え、腸内のコレステロールなどを体外に排出したり、糖分の消化吸収を抑制して血糖値の上昇を抑えるといった働きをしています。

干し椎茸の栄養成分で特にお伝えしたいものは、ビタミンDと食物繊維です。
昨今多くのアレルギーがございますが、原因が少しずつ解明されてきており多くの原因は腸の働きにあるといわれています。 和食中心の食生活だったころにはほとんどなかった食物アレルギーは世界各国から取り入れられる食物や、新たに開発された食品等によって栄養のバランスが大きく変わり激増してしまいました。
あるお寺に修行で来た花粉症の若いお坊さんが干し椎茸を使った精進料理を食べ改善したという情報を耳にしました。これは食物繊維を多くとり続けることによりクロストリジウム菌を代表とする腸内細菌が増え、免疫力をコントロールする力がついたことが大きく関係しているとのことです。
干し椎茸は腸に大きな影響を与える栄養素である食物繊維とビタミンDが特に多く含まれています。

100gの栄養成分

  エネルギー
(kcal)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
コレステロール
(mg)
炭水化物
(g)
食物繊維総量
(g)
食塩相当量
(g)
カリウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
ビタミンD
(μg)
干し椎茸 182 19.3 3.7 0 63.4 41.0 0 2100 110 12.7
干し椎茸
エネルギー(kcal) 182
たんぱく質(g) 19.3
脂質(g) 3.7
コレステロール(mg) 0
炭水化物(g) 63.4
食物繊維総量(g) 41.0
食塩相当量(g) 0
カリウム(mg) 2100
マグネシウム(mg) 110
ビタミンD(μg) 110

ビタミンDの可能性

干し椎茸は生鮮きのこ類に比べてビタミンDを多く含んでいます。 これは、椎茸に含まれているエルゴステロールという成分がビタミンDに変化するためです。
ビタミンDについては最近の研究で免疫力に対する作用などが確認されており、花粉症やアレルギー等の改善に期待できるとされております。
普段の食事を見直すことで、薬などを必要としなくなる生活を手に入れることができるとすれば非常に意味があることだと確信しています。
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