主に小売店様向けの干し椎茸の袋詰め商品と箱入りの贈答用商品を製造しており、
そのほかに干し椎茸原料の販売、また飲食店様や学校給食用の業務用商品等の販売も行っております。
干し椎茸生産量日本一の大分県にある立地条件を生かし、
常にお客様の目線を大切に必要とされる会社でありたいと考えております。
仕入れから出荷まで!
椎茸がお客様の手元に届くまでの5ステップ
国内最大の干し椎茸産地の大分県には5つしいたけ市場があり、毎月行われる入札で品質の良い椎茸を適時仕入れることが可能となっています。さらに弊社では作柄状況の把握と生産者育成を視野に生産を行っております。
購入した干し椎茸は自社便で輸送することで安全で迅速な物流に取り組んでおります。また、お客様により良い商品を提供するための経費効率化も兼ねております。
自然の山林で栽培する原木栽培の椎茸は害虫の根絶は不可能ですが、万が一の害虫被害を最小限にとどめるため全量マイナス18度の冷凍庫で処理を行っております。
弊社の重要な役割の安定供給を果たすため14度以下に保たれた3つの低温倉庫で乾燥状態を維持し保管しています。
乾燥したての椎茸は非常においしいです。できる限りこの状態をお客様に届けるため干し椎茸の箱一つ一つに乾燥剤1kgを入れて品質劣化の原因である水分量を極力低く維持する努力をしております。
一般的に大分県で取引されている、干し椎茸原料の箱サイズです。
内容量は肉厚で重い椎茸は30kg、薄く軽いのは9kgと様々です。
目視により細かな品質のチェックを行い、金属検出機で金属や鉱物の混入を防ぎます。椎茸には「どんこ」や「こうしん」など形状の違いによる品柄とは別に、お米で例えると「コシヒカリ」や「ササニシキ」のような品種が複数存在し味に大きな違いがあります。非常に難しいのですが、この品種の違いを見分けることのできる従業員育成を目指しております。 また、公的資格の「食品衛生責任者」保持者5名を中心に国際衛生基準HACCPプランを作成し、より良い衛生管理を追求しております。
トレーサビリティについて
これまでの過程を大分県乾しいたけトレーサビリティ協議会に報告し、
お客様に提供される椎茸がどの地域で誰が生産したものかをたどれる仕組みを確立しております。
また業務用の干し椎茸、大分県産きくらげ、乾燥わかめ、いりこ等の乾物類も取扱いしておりますので
ご相談お待ちしております。
私たちは今できることを確実に行うことが一番大事であると考え、
皆様の食卓に安全で美味しい干し椎茸をお届けできるよう、
各種検査や年間を通じ数えきれない程の食味試験を行っております。
また、近年増加している花粉症をはじめとしたアレルギーなどの予防に、
椎茸等を使用した伝統的な和食が良いことが最新の研究で分かってきています。
より一層お客様のお役に立てるよう知識を深め、
様々な方向から干し椎茸の可能性を追求し提案してまいりたいと考えております。
世界農業遺産に認定された恵まれた環境を活用し、商品流通の最適化と継続した生産者育成を目的に数年前より生産を行っております。クヌギの木を伐採し椎茸を育てる過程は大変な作業ですが、良い椎茸が栽培できて皆様に美味しく召し上がっていただいた時には素晴らしいやりがいを実感できます。
干し椎茸は日本で1000年以上食され続けており、江戸時代より確立された原木栽培は自然と調和した農法で次代に継承すべきものです。これからも安心安全な原木栽培の干し椎茸を途絶えることなく皆様に召し上がっていただけるよう努力してまいります。